この世界にはないのかもしれない
東京に来て、魅力的な大学生と話して、彼女たちの人生の眩しさを目の当たりにして、僕は失明してしまった
思えばこの人生、何を目指しているのか、完全に見失っている
結局僕はずっと自分をごまかしながら生きてきた
そのツケが今来ているのかもしれない
欲望だらけの僕どうしよう
嘘ばかりついてきた今までのツケ
どの辺でふりかかってくるのだろ
今日、生まれて初めて握手会というものに並んだ
ちょうど時間ができたから、経験として並んでみた
なんか無性に悲しくなった
新手の自傷行為に思えた
性を切り売りされる少女に、それを信じて並ぶ男性
とても悲しかった
僕の求めるものはこの世界にない気がする
ああ言葉なんてなければいい
ダウナーな気持ちで酒と煙だけ吸って、たまにセックスをして、そんな人生の方が今の自分の人生より遥かに建設的だろう
僕の本当の理解者は一生かかっても現れない気がするし、現れてもまた誰かに連れ去られてしまうんだ
「こじらせ」なんて簡単な言葉では表現できないほど、僕はもう何も見えてないし、何もわかっていない
この世界はなんなんだ
少なくとも僕のホームグラウンドではない気がずっとしている